人生について真面目に考えてみる

キャリアや人生について考えてみるための、個人的なブログ

今までの半生を振り返る。ラスト

いよいよ半生を振り返るシリーズも最終章。今の会社に入社後の生活を振り返っていく。何だかんだ4年半も続けているから、それなりにいろいろ経験したし、キャリアの中心、土台である。ただし不満は多い。

 

商社マン時代

どの知り合いに聞いても、まさか僕が営業職、しかも体育会系の色の濃い商社で働くとは思ってもみなかったといわれる。向いてないだろうと。自分でもそう思う。僕は本来は内向的で、形而上の物事についてあれこれ思索するのが好きな人間なのだ。

 

そうはいっても、意外と社交的な部分も一部持ち合わせているから、こなせてしまうのが逆に不幸だったのかもしれない。なぜって向いてないのに下手にこなせてしまうため長く居座ることになってしまうからだ。

 

東京時代はOとの関係性に悩まされた。僕の今の会社での消費エネルギーの8割ぐらいはここで消費された。

 

毎日怒られ、はっきり言ってすぐにでもやめたかった。ただ、こうして自分のことを振り返っているのもそのためだけれど、自分のことが分かっていないから、どこに転職したらいいのかも分からなかった。行く先がなかったから出ていかなかっただけなのだ。

 

いくつかはモチベーションになる部分もあった。海外とのコミュニケーションが取れるのは楽しかったし、外国の人をもてなしたり、英語で話したりするのは刺激的だった。また、個人的に仲良くなった取引先も出てきて、営業職のお得な部分を知ることができた。

 

普段の業務はそれなりにこなしているけれど、はっきり言って事務処理ばっかりであんまり楽しくない。勝手に工場に行って商品紹介してみたり、海外で飛び込みしてみたりするのは自分だけができることをしている気がして、充実感があった。

 

大阪に行ってからはとにかく忙しい。上司との関係性はずっと良くなったけれど、それでもちょっと壁を感じる。資料作りが多く、東京の仕事も大部分をやっているため負担が尋常ではなく大きい。今のままのペースでは体がもたないと思う。結構頼りにはされているから、自信にはなるけれど、そもそも忙しいのが嫌いなので、基本的に大阪に来てからは楽しくないと思っている。

 

大阪でのいいことは海外での活動が一気に増えたこと。アメリカ、タイ、ベトナム、台湾へ何度も行くことになる。自分の英語能力が生かせるのと、世界が一気に広がった感覚がある。

 

結局今迷っているのは、このまま海外との接触を楽しむためこの職場に残るのか、本来興味のある人の内面、人生に深くかかわる仕事にシフトするのか、ということになる。